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2013-10-07
フクシメディカルたより4号

頭痛について

日本人の約4割もの人たちが頭痛に悩まされていると言われています。頭痛と言っても風邪症状の一つで、不眠や二日酔いで起こる頭痛など、軽度なものから生命の危険に関わる重度のものまでいろいろあります。生命の危険を伴わないまでも、長年にわたり付き合っている慢性の頭痛もあります。頭痛は生活の質を低下させますので、正しい頭痛の知識と対策を知って対処しましょう。

慢性頭痛のタイプ
①緊張型頭痛 ②片頭痛 ③群発頭痛 の3つに大きく分けられます。

①緊張型頭痛
数時間から数日の頭痛が反復性に起こる場合と毎日のように持続性に起こる場合があり、身体的ストレス(首や肩のこり・背中のはり・目の疲れなど)で起こる場合と精神的なストレスで起こる場合があります。

(症状)・前頭部、こめかみ、後頭部などが締め付けられているような頭の重い状態が起こる
・にぶい痛みが特徴、しかし我慢できないほどではない
・寒くて体が冷えるときなどに痛み、入浴や運動すると痛みが軽くなる

②片頭痛
月に1~2回、多い人で週に1~2回の頻度で起こり、休日など緊張がほぐれたときに起こりやすい。
原因は明らかではありませんが三叉神経の興奮や脳血管の拡張によるとされています。
(症状)
・こめかみから側頭部あたりが脈打つようにズキンズキンと痛む
・いったん痛みが起こると症状が数時間から3日間ほど続く
・吐き気や嘔吐を伴い、普段は何でもない音や光・においなどに敏感になる
(前兆)
・痛みが起こる直前に「前兆」を伴うタイプ、伴わないタイプがある
・最も多い「前兆」とはキラキラしたものが見えたり視界が欠けたりする症状
(予兆)
・「前兆」を伴わないタイプでも「なんとなく頭が痛くなりそうだ」という漠然とした予感を感じることがあり、これを「予兆」と呼ぶ
・具体的な症状は、だるい・気分がすぐれない・イライラする・食欲が普段以上にある・体がむくむ・眠気を感じる・甘いものが無性に食べたくなるなどの症状

③群発頭痛
年に数回から数年に1回くらいの頻度で起こり、一旦頭痛が起こったら症状がほぼ毎日同じ時間帯に1~2ヶ月程度続きます。

(症状)
・前頭部、こめかみ、後頭部などが締め付けられているような頭の重い状態が起こる
・にぶい痛みが特徴、しかし我慢できないほどではない
・寒くて体が冷えるときなどに痛み、入浴や運動すると痛みが軽くなる

例えば、以下のような疾患です。

<クモ膜下出血>
突然激しい頭痛が起こり、吐き気や嘔吐を伴う
<脳出血>
手足のしびれ・意識障害・ろれつが回らなくなるなどの症状を伴い、頭痛が徐々に強くなる
<脳腫瘍>
頭痛の他、嘔吐・けいれん・手足の麻痺・言語障害・視力の低下・視野狭窄などの症状が出る
<髄膜炎・脳炎>
38度以上の熱が出て、嘔吐がみられる後頭部に強い痛みを感じ、意識障害やけいれんを伴うこともある
<慢性硬膜下血腫>
頭部の打撲がきっかけになることがあり、高齢者に多いぼけ症状や麻痺を伴う

「いつもの頭痛だ」と思って放置し危険な状態になることがありますので、少しでも違う症状が起こったら直ちに医師に診てもらいましょう。

頭痛の対策
頭痛対策は医師に診てもらうことが肝心ですが、自分自身でも行ってほしいことがあります。
「頭痛が起こらないような予防法」「頭痛が起きてからの対処法」を行うことです。医師と相談して行って下さい。

<予防対策>
・食生活や睡眠などの生活習慣に気をつけるストレスは早めに解消する長時間同じ姿勢を続けないなど
・「予防薬による薬物療法」片頭痛の場合、予防薬服用が効果的なことがあるので、医師に受診して処方してもらう

<対処法>
・入浴や蒸しタオル、又はホットパックを肩や首に当てて温める(緊張型頭痛)
・痛む部位に氷枕やアイスパックなどを当て、頭痛が治まるまで冷やす(片頭痛)
・薄暗い静かな場所で安静にする(片頭痛)
・症状にあった薬物療法

頭痛の誘因は人によって異なります。医師と相談の上、頭痛のタイプ・原因をはっきりさせて個々の症状にあった対策法を継続してとりましょう。 なお、受診の際は、痛むときの状況・状態をきちんと伝えましょう。

受診する場合の診療科の選び方
頭痛で病院に行こうとする場合、「何科を受診すればいいのだろう?」と迷うことはありませんか。
頭痛専門の先生が分からない場合は
[神経内科][脳神経外科][ペインクリニック]
[内科]がお勧めです。

薬の使用期限について

病院で処方された薬、薬局などで購入した薬には使用期限があります。
薬の保管状況によっても変わりますが、薬の使用期限について説明します。

<薬局・薬店・ドラッグストアで販売している市販薬>

市販薬には薬箱やラベルなどに使用期限が記載されています。
この使用期限は未開封の場合のものなので開封した場合はこの限りではありません。

<病院・診療所から処方された薬>

市販薬と違い使用期限は記載されていませんが、
薬が処方された日数が使用期限です。
それは医師が患者様の症状や体質に合わせて処方してからです。

ただし慢性疾患で定期的にもらっている薬は時間的余裕を考慮して処方されている場合があり、先に処方されたものから順次使えば問題はありません。

風邪などの急性疾患でもらった薬は症状が改善して残ってしまったら、基本的には廃棄します。


*「以前に同じような症状でもらった薬があるから、使ってみよう」というのは止めて下さい。

*薬の保管については「フクシメディカルたより2号」で説明していますので参考にして下さい。

薬で分からないこと、詳しく知りたいことは薬剤師に尋ねて正しく薬を使うようにしましょう。


 
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