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2012-03-29
おくすりと健康の「くすりになるはなし」21
妊産婦とくすりの作用
 

妊娠中に「くすり」を飲むと、お母さんの血液から胎盤を通して栄養を受け取っている胎児に影響が及びます。お母さんが治療目的で飲んだ「くすり」が胎児の成長を阻害する場合もあります。だからといってすべての「くすり」を我慢して母体が不健康になったのでは、赤ちゃんの成長によいはずはありません。
妊娠中に病気になったり、慢性疾患を患っている場合には、妊娠中に飲んでかまわない「くすり」かどうかを医師や薬剤師にきちんと相談し、胎児に影響の少ない「くすり」を選択しましょう。特に妊娠4週~15週末までの期間は「おなかの赤ちゃん」の形に影響を及ぼす可能性があります。3週末まではほとんど影響がなく、16週以降は形に影響はありませんが、「くすり」によっては「おなかの赤ちゃん」の身体の動きを妨げることがあります。
 母乳はお母さんの血液からつくられるため、お母さんが飲んだ「くすり」はごくわずかながら母乳中に出てしまうこともあります。一般的な風邪薬や胃腸薬を3~4日飲んだ程度では赤ちゃんにほとんど影響ないと考えられています。しかし「くすり」によっては母乳中に出やすかったり、赤ちゃんに対する作用が強いものもあります。
医師の診察や薬局で「くすり」を購入する際には授乳であることを告げましょう。また長期間の服用が必要な場合は授乳を粉ミルクに切り替えた方がよい場合もあり、医師や薬剤師とよく相談してください。
また、妊娠中のタバコは胎児の健全な成長を妨げるので避けなければなりません。また、アルコールは胎盤を通過しやすく、発育に影響を与えることが知られています。妊娠中は酒・タバコと縁を切り、授乳中も出来る限り控えることが大切です。特にタバコは健康への影響が大きく、赤ちゃんの周囲での喫煙が乳幼児突然死症候群と関係してるとも言われています。お母さんが喫煙しないことはもちろん、タバコの煙が漂うような場所へ赤ちゃんを連れて行かないようにしましょう。
 
*次回は、「くすりの飲み合わせ」について考えてみましょう。
(くすりの適正使用協議会『くすりと健康について くすりになる話』より)
 
 
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