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2012-02-23
おくすりと健康の「くすりになるはなし」⑰
くすりの形と使い方
「くすり」は何で飲めばよいでしょうか。ジュースに含まれる「酸」やお茶の「タンニン」、牛乳に含まれる「カルシウム」などは、「くすり」に影響すると考えられます。また、お茶、コーヒー、紅茶などには「カフェイン」が含まれているため、その興奮作用で「くすり」の鎮静効果の働きを台無しにすることも考えられます。またアルコール類は、「くすり」の吸収が早くなる一方、分解が遅くなるなど危険なので一緒に飲むのはやめましょう。
「水なし」を指示されたもの以外は、水なしでそのまま飲むことは避けましょう。のどや食道に「くすり」が引っかかったり、種類によってはのどや食道で溶け出して、その部位に炎症や出血を起こす可能性もあります。また、水に溶けることによって胃や腸から吸収されやすくなり、効き目が発揮されるので、その働きを低減させてしまいます。
「くすり」はコップ1杯程度の十分な量の「水」か「ぬるま湯」と一緒に飲むことが大切です。飲む時の姿勢は「くすり」が気管支に入ることを防ぐため、寝た状態ではなく上体を起こした姿勢をとるようにしましょう。
外用薬を使う場合、外用薬を扱う手を洗い、患部を清潔にしてから使います。
 注射は種類や投与目的、患者さんの健康状態などにより、注射の方法が変わります。
●皮内注射…表皮と真皮の間に注入。ツベルクリン反応やワクチン注射など。吸収が遅く、薬物の反応が徐々に現れ、作用が持続します。反応が目で見られます。
●皮下注射…皮膚と筋層の間に注入。肝臓を通過せず血管に入るため、作用の現れ方が飲む時より速やかで確実。注射後、消毒綿で注射部位を押さえ、軽くマッサージすることは「くすり」の浸透と吸収を助けます。
●筋肉内注射…筋肉内に注入。血管が豊富なので「くすり」が末梢血管内によく移行します。成人の場合は臀部に打つ場合が多いですが、3歳以下は臀部の筋肉が未発達なので行いません。「くすり」によっては注射後にマッサージしてはいけないものもあり、医師の指示に従ってください。
●静脈内注射…静脈内に直接注入。5~10分で全身に「くすり」が行き渡るため、作用は速く強力。場合によっては副作用が出る恐れもあり、注射中や直後に気分が悪いなどの異常を感じたら、すぐに医療関係者に申し出ましょう。
●点滴静脈内注射(点滴静注)…時間をかけて大量の「くすり」を持続的に静脈内に注入します。長時間になるので楽な姿勢で受け、途中で異常を感じたらすぐに申し出ましょう。
 
*次回は、「くすりの上手な飲み方・使い方」について考えてみましょう。
(くすりの適正使用協議会『くすりと健康について くすりになる話』より)
 
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