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2010-12-21
おくすりと健康の「くすりになるはなし」③
昭和30年代の家庭料理-塩分摂取+乳製品

 「肥満解消=食べない」という考えから、極端な食事制限や単品だけ食べ続けるといった間違ったダイエットをする人もいます。しかし、ただ体重を落とすことではなく、身体についた余分な脂肪分を落とし、健康な身体を手に入れることこそがダイエットです。「体重は落ちたが病気になった」では意味がありません。つまり、食事の量を減らすだけでなく、メニューに気を配り栄養バランスの良い食事をすること、1日3食の規則正しい食事を心がけること、甘い物やお酒などの嗜好を上手にコントロールすることなどが必要です。
 栄養バランスにすぐれ、肥満になりにくい理想的な食事の例として注目されているのが、日本人の、特に昭和30年代頃の家庭料理といわれています。

当時の料理は肉食が少なく、タンパク質を魚や大豆からとっていました。魚はEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸を多く含み、血液をさらさらにしたりコレステロールを低下させたり、脳神経を活性化するなど、健康維持に効果的な食材です。豆腐や味噌の原料にもなる大豆は優良なタンパク源であり、長寿ホルモンとも呼ばれる物質が含まれ、日本人の長寿の一因とも考えられています。その他、根菜や葉物などの野菜類、キノコ、海藻など、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んだ食材がバランスよく食卓に並んでいました。
 ほぼ理想的ですが、カルシウム不足と塩分過剰という2つの欠点があることも指摘されていますので、昭和30年代当時の家庭料理を塩分控えめとし、そこに乳製品を加えたものが、私たちにとって理想的な食事ということになります。

*次回は、「理想的な食生活」の10ヶ条を考えてみましょう。
(くすりの適正使用協議会『くすりと健康について くすりになる話』より)
 
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