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2011-11-18
健康相談広場(1)『子供の咳が続いているのですが…』
お答えいただいたのは…         たいようこどもクリニック 院長 今井大洋先生

日本小児科学会認定専門医・日本アレルギー学会認定専門医
(小児科・アレルギー科/千葉県船橋市)
Q

 この春から保育園に通うようになった現在4歳の男の子です。最近、頻繁に咳をしていて、特に夜になるとひどいようです。先月、発熱し、近所の小児科で「カゼ」と言われて薬を飲み、おさまったように思っていたのですが、咳だけが続いています。この子の父親が喘息の持病がありましたが、最近では症状は特にありません。子供も喘息なのでしょうか。

A

 喘息は統計によれば2~3歳での発症が多いとされています。その理由としてこの年代は、保育園や幼稚園に入園し、同世代の子供たちをはじめ他人との接触が増え、カゼなどの感染症にかかりやすくなるからと考えられます。いろいろなウイルス感染が引き金になり、咳が止まらなかったり、呼吸の音が「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と聞こえるようになると、慢性的な気管支の炎症である「喘息」という状態と言えます。
 時期でいえば春先と秋口などの季節の変わり目に症状が出やすい。大人でも体調を崩しやすい時期である上、入学式、新学期、運動会や作品展、遠足など、何かと行事も多い時で、子供も知らず知らずのうちに無理をしがちなのです。喘息という診断を受け、その自覚がある方は日頃からよく注意をしているものですが、それ以外の多くは様子をみている間に「実は悪くなっていた」、という状況になって気づくことになります。
 子供さんの場合は特に、急に症状が悪化して重症化すれば入院になるケースも稀ではありません。気になる症状があれば、早めに受診すべきでしょう。

Q

 もし子供が喘息と言われたら、何を注意すべきでしょう。

A

 仮に幼い時に喘息であっても、このお子さんの父親のように成長とともに身体も丈夫になり、カゼもひきにくくなったりして喘息を克服していく子供が大半です。大人になって喘息を突然発症する例ももちろんありますが、子供の喘息がずっと大人になるまで続く人はそれほど多くはありません。
 症状が出やすい時期は、季節の変わり目で気候が不安定だったり、心身ともに無理をしている時だったりと、先ほど申し上げた通りです。そのことを念頭において日常の健康管理をし、カゼなどの病気にかからないように注意することが、地道なようですが非常に大切です。主治医の先生とよく相談をしながら、服薬か吸入などの必要な治療をしっかりと行っていれば大丈夫です。まずはご両親が正しい知識を持ち、喘息について理解していただきたいと願っています。

 
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